悪魔の瞳と歩く秋
晩秋の雰囲気を「悪魔の瞳」で
味わってきました。
味わってきました。
何気にコントラストが高くて
ダイナミックレンジには厳しい季節ではありますが。
この色の組合せを見ると、秋なんだなぁという感じになります。
美しいのは光の演出の賜物ですね。
オリンパスのカメラで熱心に撮る男性が居たので
2人でポイントを譲りながら撮影してました。
いやーボクもこの頃にもどりたーい。
枯葉も大地を肥やすという大切なお役目があるのですが
コンクリートの都会ではどこへ行くのでしょうか。
結構買われるお客様が多かったです。
レンズテストともいいますね。
うーん、ツァイスらしい発色ですね。
実は二線ボケをチェックするという
重要な役目があったカット。
予想を裏切るこの滑らかさ。
55mmなのに85mmっぽい。
それほどまでに被写界深度が浅く感じられる
不思議なレンズ。
こういうのをバサーっとやる
ポートレートを昔たくさんやりました。
運が悪いと銀杏攻撃をくらいますので
要注意です。
T※コーティング、ちょっと強すぎないかい?
フレアとは無縁でした。
目の毒とはまさにこのこと。
中望遠レンズでもこんな立体感でますかねぇ。
光の魔術師ツァイス。完全に参りました。
悪魔の瞳に完全に魅入られちゃいましたねぇ、困った。
(街撮り編へ続く)
という訳で、今回は悪魔のレンズと言わしめた
Otus 1.4/55とD810で秋を堪能した訳ですが、
前評判以上に衝撃的なレンズでした。
重い、大きい、高いの三重苦ですが
それをおしても手に入れる価値はあります。
正直、これを手にする前は645Zを買うつもりでした。
でも実際645Zを借りて使って見たところ、
やはり機動力に問題ありと判断しました。
まぁ、Otus+D810と実際には重さは
変わらないレベルなのですが
レンズとボディのバランスが、どうもしっくりきませんでした。
しかしあの超絶画質は手に入れたい。
そう思ったら必然的にこの選択になっていました。
結果はご覧の通りです。中判並と言わしめるOtusの力は
十分以上のものがあります。
シビアなピントワークが必要なため
いい加減な状態でシャッター切ると
如実にピントを外します。
フォーカスエイドはあまりあてにならず、
最後は自分の眼を信じて行くしかない、
いやが上にも被写体に真剣に向かい合わないと
いけなくなるレンズです。
立体感と解像感で勝負できるレンズは
ライカ ズミルックス50/1.4くらいだと思います。
もしかしたら、線の繊細さと自然さは
ズミルックスをやや超えているかもしれません。
欠点が無いという欠点を持つ超クセ玉
この称号を与えたいと思います。
そうそう、Otus 1.4/55の悪い所を上げましょう。
それは、一度これを味わってしまうと、
他のレンズが使えなくなることです。
それほどまでに魔力的です。
ライカも似たような魔力を持っていますが
比肩する類のものでしょう。
まさに悪魔の瞳に魅入られるという
表現は正しいのかもしれません(笑
いやー怖い怖い。
by mikaoto
| 2014-11-24 17:34
| 東京都